子どもの心が静まる時

教室には様々な子ども達がいる。待ちきれなくて時間前に元気に来る子、来て必ず漫画や本を読んでから、制作に入る子。ちょっと疲れていても頑張って来て、やっぱり来てよかったと元気になって帰る子。そして……時々、教室に来る前に学校や様々な場所でつまずいたままやって来て、教室に入るのを拒否する子、

H君がそうだった。H君は お絵かき大好き、だが、その日は教室の前までやって来て拒否、そばに行くと嫌だ嫌だと。うーん困った、彼の大好きなホワイトボードをもって見せても拒否、それでアシスタントのK 君に来てもらい、H君のそばにいてもらうことにして私は退散。しばらくして見に行くとH 君が絵を描き始めていた。どうやらK君が自分もそばで絵を描いたりしながら、H 君の興味を少しづつ描く方向へ引っ張っていったようだ。よかった!まさに青空教室大成功、最後はにっこり笑って手を振って帰っていったH君。K君に感謝。

 

T 君は来ると必ず「やりたくない」と訴える。これは彼の儀式の様だ、それでまず心をとき放そうと、黙って絵の具を出し彼の手の平に塗ってみる。手形を画用紙にパタン、パタン、そんな事を繰り返しているうちに「今日、学校でね、先生が怖い話をして面白かった」と話し出す。「へ―どんな話?」一生懸命話だし、そのうち「僕も怖い話出来るんだよ」「そっか、先生も聞きたいな」と。二人でおしゃべりしながら、いつの間にか彼はその日のテーマを描き出していた。いつも思う。テーマに固執して私自身が自分のイメージを子どもに押し付けない事を。やらない時は何か心に屈託があるようだ。まずは子ども自らがやりだすまで静かに待とう。待つ事の大切さを思う。

 

出来上がりました!金太郎あめ、ご覧ください。



 

 

 

ずっと描き続けていたKちゃんの絵が完成した! 金太郎あめの用意は出来てるよ。


時間のある子は来週の支度をした。さて、何が出来るのかな、お楽しみに(^^)/


コロナが少しずつ減少しています。でも楽観はできません。

引き続き教室では感染対策をしっかりし、マスク着用をお願いいたします。

今週も子ども達のパワーの中で無事終えることが出来ました!

 

 

 

 

 

 

 

ス個ずつ