僕も私も靴職人

二学期が始まったと思ったら、もうすぐ9月も終わりになる。
始まった早々は、夏の疲れが出たのかいまひとつ調子の出ない子がいたが、子ども達は回復が早い。
元気元気でこんな工作を作ってみた。
自分の好きな色画用紙を一枚、英字新聞を一枚、それだけで靴を作ってみることを子ども達に提案してみた。

なんと、子ども達はあっという間に、まずは英字新聞の上に足を置いて、セロテープを使い靴を作ってしまった。
どの子の顔も靴職人の様だった。「私はハイヒールがいいな」「僕のは裏に滑り止めがついてんだ」
中には、自分の靴をもってきて本物の様に作りたいという子もいる。
作っているうちに、将来は洋服や靴のデザイナーになりたいと、話が弾む。
余程楽しかったようで、普段おしゃべりな子も靴つくりに邁進。
いつの間にか教室はしーんとなって、子ども達の打ち込む姿が伝わってきた。



 
出来上がって、本当にはけるかなと、試して見る子。すっぽり入ってニッコリ。
 

  

いろいろな靴が出来上がった。「私、どうしてもガラスの靴にしたいの」Mちゃんが懇願する。
それでプラ版とビーズをつけてみた。満足げなMちゃん。
「来週はもう片方の靴も作りたいなぁ」という子。
イメージを広げたまま、まだ出来あがってない子もいる。
色画用紙と新聞、こういう何気ない素材、テーマが子ども達を夢中にさせる。
新しい発見であり感動の一日だった。
最後に靴の中に自分を描いて入れてみることにする。
さぁ、これからこの靴はいて、どこへ行こうかな。
それは次回のお楽しみ(^_^)/