新学期・子ども語録

久しぶりの子ども語録です!

・時間より早くやって来た男の子が、突然言い争いを始めた。
 A君「なんだよぉ」
 B君「そんな言い方ないじゃないか」
 しばらく二人はにらみ合い。
 「僕にだってプライドってものがあるんだ」
  B君が涙を流し、搾り出すような声で言っている。(プライド、うーん、思わずうなってその日の
  工作の準備をしていた手が止った。因みに二人は小学二年生)
 A君「じゃぁ、B君造形やめろ、ここからいなくなれ」
 B君「A君こそやめればいいじゃん」    
 二人はまたしばし、にらみ合い。
 だいぶんたってからだっただろうか。
 A君「B君、ごめんね」
 B君「考えておく」
 しばらくしーんとする二人。 
 その後、二人は隣同士に並んで清々しい顔でニコニコしながら仲良く工作を作っていた。
 あぁなんて可愛いんだろう。その笑顔に、原因がなんだったのかついに聞かずじまいに終わった。
 子ども達がけんかをしたとき、よほど目に余る事がない限り仲裁にはいらないことにしている。
 お互い、思いの丈をぶつけあい、二人の間で解決するっていいね!


「先生、絵や音楽なんかやって何のためになるの ですか?」
 と中学生になったばかりのC君が生真面目に聞いてきた。もう何年も通っている子だ。
 思わず絶句、情緒を育てるとか、心の栄養になんて説教臭くは言いたくなかった。
 しばし考え込んでしまった。
 「そうだね、きっといつか君ならわかると思うよ」と私。うーん、うまく逃げたかな。と思いつつ、
 そのC君は毎週油絵を楽しく描いている。これが答えかな。


一年生から五年生までの混合クラス、小さな子達にやさしい言葉で言うと、
 3・4年生の子達から「先生、ひいき、ひいき」とブーイング。
 ギャングエイジといわれる3・4年生の子ども達は、面白くもありやりがいもあるが、
 まっこと扱いにくい。(日々、汗)

新学期が始まって、それぞれの子達が、一つずつ学年が大きくなったことをずっしり感じる。さぁ、またがんばれと、我が身を叱咤激励しつつ、子ども達からエネルギーをもらっている!