子ども語録から

久しぶりのこども語録です。

子ども達の語彙の豊富さに驚くことがある。

ひと昔前には、考えられなかったので、たじろぐことがある。

 

子ども達の制作の瞬間を撮ろうと、カメラを向ける。

「先生、やめて、盗撮だよ」

 

「もう、お母さんたら」と、子ども達が騒ぎ出す。

「ん、何かあったかな?」

「いろいろうるさいんだよ」

「あぁしなさい」とか「かたづけなさい」とか「ゲームは30分だけ」とか。

フム、フム、黙って聞いてるとだんだんエスカレートしていく。

下手に意見は言わない。説教なんかしてほしくないって顔に書いてあるから。

言うだけ言うと、静かになる。言いながら、子どもは言われてもしょうがないなってわかってることもあるから。

また、中々親には言えないことが沢山ある。だから、思いっきり吐き出せばいいと思う。

「もう、虐待だよね」

「そうそう、セクハラだったり」

モラハラだよね」

昨今、マスコミが騒いでる言葉を子ども達は巧みにキャッチして使う。

だから、驚かない。

本当にそうされていたら、黙ってるかもしれないから。むしろそういう子を見逃さないように、目を配る。
一言一言、何処まで理解してるかわからないが、使ってみたいんだなっと感じる。

言うだけ言うと静かになる。

 

「お父さんとお母さんとどっちが怖い?」

と聞いてみる。

「言葉ではお母さんが強いけれど、お父さんは絶対的な権力を持ってるから、お

父さんの方が怖い」

総じて小学3年生くらいから、巧みな言葉を使う。

一言一言、何処まで理解してるかわからないが、使ってみたいんだなっと感じる。

言うだけ言うと静かになる。

言葉の語彙の豊富さは、情報過多、マスコミ、SNS、エトセトラ。

言葉の意味を咀嚼して、自分の言葉、自分の実感で話せるようになるといいなと思う。

 

小さな子に寄り添って優しくしてると

「先生、甘いんだよ。だからみんなになめられるんだよ」と。

うん、うん、中々含蓄の深い言葉。

子ども達のやりとりをしていると、学ぶことも沢山ある。

 

もう少し大きくなると、更に深めた言葉が飛んで来る。

「先生、○○さん、中2病だから」

ムム、思わず子ども達と年齢が近いアシスタントのK 君の助けを求まる。

一種の思春期の造語と理解する。

「自分は特別の人間だ・だけど自信がない・みんなは私、僕の事をどう見てるんだろう。何にでも反発してみたい。自分のヒリヒリした感情。誰かにわかってほしい。だけどわかってなんかほしくない。裏腹な気持ち」

かつて、中2病という言葉はなかったが、自分のはるか昔のその年齢時を思う。

昔も今も、思いは変わらない。只、今の方が複雑化してるようにも感じる。

中2と限定しないで、小6くらいから中3くらいに表れる現象のような気がする。

「でも、こういう時期をきっちり経験して自分に向き合うって必要だし、いいよね」

K君とうなづきあった。 

そう言えば、今、思春期真っ盛りのある子を見て、Tちゃんが言ってたっけ。

「なんか、すごくわかる。私の少し前とそっくり」

そうだったなぁ、大変な時期を経て自分を客観視出来始めてるのに、しばし感動!

 

高2病・大2病と続く・生きていくのは大変だ。とことん悩んで、傷ついて、乗り越えていってほしい。

子どもが投げかけてくる言葉や態度をキャッチし、投げ返し、子ども達の気持ちをすくいあげられたらと、つねづね思う。

いささか饒舌になりました。まだまだ思いは沢山あるが、またの機会に。

 

さてさて、現在幼児から小学5年生まではハロウィン工作を作り始めました。

お楽しみに!下記は子ども達が考えたハロウィンのイメージカラーです.。



酷暑だった日々が過ぎ、秋めいてまいりました。

寒暖の差に体がついて行くのが大変です。

インフルエンザ、風邪等、体調に気をつけてお過ごしください。