今年のお雛様は、まず箱を作ってね、「この中にお雛様が入るんだよ」と子どもたちに
「えぇ、こんな小さい中に、どうして?」
「それは来週のお楽しみ」とわたしは一人ほくそ笑んだ。
次週に、傘袋にお雛様を描いた。三人官女、五人囃子、描く、描く、今にも音楽が聞こえてきそう。
さぁ―いよいよ中の白い紙を抜いて、ストローを袋に差し込んで、
「なーんだ、それ学童で作ったことあるよ」
「でも中味が違うね」
わいわい言いながら、膨らむ、膨らむ
どの子も、夢中になって、箱から出てくるお雛様とご対面
何度もこの原理で作ったことがある。母の日、お節句、おばけ、いつの時も新鮮で子どもたちに大うけする。
もともとは、呼吸機能の弱い子の訓練として使われているという。
さて、今、コロナウイルスの拡大防止のため、小・中・高が3月より休校になります。
一日も早い終息を願いつつ、子どもたちがストレスにさらされないよう、造形教室は手洗いなど促し、細心の注意をしながら、活動を楽しく通常通り行いたいと思います。
どうぞ、皆様、栄養、睡眠、外出に気を付けながらお過ごしください!