初めての油絵

ようやく桜も満開になり、新しい学年の季節がやってきました。
ホップ・ステップ・ジャンプ!
今年、6年生・中学生になる子達が油絵を始めました。
まずはお試しコースから


私の教室では油絵を原則とし6年生の9月から希望者はスタートする。が、この頃、何故か子どもたちのノリが悪い。
「どうしょうかなぁ」「かたずけとかめんどくさそうだし」「汚れそうだし」等々の理由で二の足を踏む。かつては、中学生が油絵を描いていれば「早くやりたい」と小学生達が大騒ぎだった。
何故だろう?ふと思った。今はテレビや映画を見ても、本の表紙もアニメが多い。子どもたちはアニメの世界にどっぷり浸り慣れ親しんでいる。マーカーや鉛筆等でスイスイきれいに描けてしまう。見ようによってはみんな似た雰囲気になる。
どうやら、油絵は勝手が違うようだ。
だが、今こそ子どもたちに油絵に兆戦して欲しいと思うこの頃。
一枚の作品に時間をかけてじっくり取り組む。その時間の充実感、面白さ、時に無になれる至福感を存分に味わってほしいと思うからだ。
それで、今年になってお試しコースを勧めて見た。つまり、教室にある油絵の道具を使って描くことから。
「いいけど」と言っていた子が面白さを発見していく。
最初は手など汚れることを気にしていた子が、段々平気になって夢中になっていく。
あぁ、面白いと思わず子どもたちの口から、言葉がほとばしる。
「どうする、やってみる?」と聞けば、全員が「やってみたーい」と。

第一作目、まだ出来上がってない子もいる。
でもそれぞれがみんな個性的で面白い。その子にしか描けない独自な絵、じっくり取り組み自分に向き合える静かな時間。

 
 

さぁ、二枚目はどうなるかな?