私の教室にA君という少年がいる。
教室にやってくるとまず元気に「今日なにやるの?」
「今日は粘土よ」「やったぁ」
なのに好奇心いっぱい、いろいろなことが目に入ってくる彼は、その日は紙きれや面白い材料に吸い込まれ、まずはそれで遊び始めた。
こういう時は決して急かさないことにしている。遊ぶ事30分、いいところを見計らって
「今日粘土やるんじゃなかったけ」と、
前段階で充分に遊んだので「そうだったぁ」とニコニコ。
その日のテーマはお面。かぶって遊び、「僕、自分を作る」と鏡を見ながら、どんどん粘土をつけていく。「手も。わきも、首も、足も」と言いながら、なんともシュールな粘土の僕が出来上がって大喜び。
次に着色・また次にバックの着色
3週間かけて、 こんな面白い作品ができちゃった!大喜びのA君.
心が動き出すまでじっくり待つという大切さを、改めてA君から学び、確認した。
さてさて、他の子達のお面は
三歳の子も↓ そして他の子達も作る姿が中々いい。
これから仕上げに入る子もいる。
世界に一つしかない楽しいお面が出来あがった!