今年の目標はのんびり・ゆったり・ゆたかに描いたり作ったりして行こうと、念頭に子ども達に話をした。
その後、もうひとつ追加･素敵に！
というわけで、子ども達の作品つくりが、この頃やけにゆったりと流れ、時間ぎりぎりまでやっていることが多くなった。
気がつけば、今までのように最後の十五分程の大好きな自由クラブの時間が中々とれない。
それでも、子ども達は寸暇を惜しんで「今日のゆったりクラブなに？」と、聞いてくる。
そうそう、自由クラブ改め「ゆったりクラブ」と名前を変更しました！
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ある日の事だった。
「まだ時間あるじゃん、材料出してよ」
時計を見たら、十分もない。いつものように、ダンボール･紙･紐など出している時間がない。というわけで、新聞紙を何枚か置いた。
「よっしゃあ」
Ａ君とＢ君がセロテープをはってなにやら作り出した。
向こうには、のんびり本を読んでいる子もいる。 
「これはね、お布団だよ」
「あぁ、いい気持ち」
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「それでね、もぐるとテンとになるんだよ」
最後にＡ君とＢ君は、「これはね、たためるテントなんだよ」と、新聞紙のテントをしっかりたたんで、教室の隅に置いていった。
★お迎えのお母さんに早速「あぁ、今日のテント作り面白かった！」と報告。
今日は本当は、粘土で素敵なつぼを作ったんだけどなぁ、なんて野暮な事を言うのはよそう。
なんとも満足げで楽しそうな顔が輝いていた。うーん、これでいいのだぁーと、そんなことを思った一日でした。
