子どもの眼とリニューアル

「ねぇ、教室もっときれいにお掃除したら」
あぁ、おけいこの終わった時と、始まる前にしてるんだけどなぁ(>_<)
だが、教室を見回すと、たしかに煩雑でいろいろな材料があちこちに飛び出している)
「もっと広いきれいなところに引っ越したら」
うーん、それは夢のまた夢^_^;)
「家に帰ると、いつも何処かに絵の具やクレパスがついてるんだよ。もっとちゃんと掃除してよ」
(ほんとだね。今度みんなで床磨きしよう!(^_^)v)

子ども達の発言は手厳しい。このGWにようやく重い腰を立ち上げ、ずっと気になっていた教室の掃除と模様替えに邁進した。なんといっても入った時の玄関の印象が問題だ。
今まで玄関を占めていた本箱とくつ箱が同居している棚を移動してみた。まぁ、たったこれだけのことでなんと広々として見えること。目を落とすと床の汚れが目に付く。玄関の床を張替え、くつ箱を新調し、部屋の隅にあった台を引っ張ってきて電話機を置き、壁に子ども達の油絵を展示して見た。
レンガ模様の床で、なにやらレトロな喫茶店の雰囲気。




GM開けに子ども達がやって来た。「広ーい」「クスッ」「どうしたの?」子ども達の反応はまちまちだ。おけいこに入ると、その日のテーマは続きの絵。「この絵、描きたくない」とDちゃんが言う。一週あいたから気分が盛り上がらない、一気に気温上昇で一寸お疲れ、原因は様々だが、とりあえずはなんとか。だが、いまひとつ気乗りしないようで、あれこれ言ってくる。
さぁ、ここが先生の腕の見せどころ。『椿先生、出番です!』(児童文学・花形みつる作・理論社)なんか思い出して、一工夫。私の頭もリニューアル「それではなにがやりたいかみんなも言ってごらん」と発表を促す。
「普通の絵が描きたい」「本が読みたい」「工作がしたい」中には困った顔をする子もいる。が、最後の30分は、たっぷり子ども達の要求に応えることにした。工作希望のT君は、あっという間に弓矢を作り、的まで作って目が輝きだす。そばで見ていた女の子が真似をして小さな弓矢を作り出す。「ロビンフッドロビンフッド」とM子ちゃんが手をたたく。
月曜日からまた子ども達がやって来る。どんな顔をして入ってくるか楽しみだ。