子ども考・先生は嘘つき!

子ども達といると楽しい!いつもたくさんのエネルギーをもらう。だが、エネルギーを

すいとられ、へとへとになる時もある(笑)

時々子ども達の中に、苛立ってる様子を垣間見ることがある。

反抗的になったり、あれこれブーイングが飛んできたり。

原因は多種多様。昨今のコロナ禍の中の閉塞感。友達関係、親子関係、その他いろいろ。先日特にそれを感じた日があった。子どもの心を解きほぐそうと「今日の絵の続きは、何を使ってもいいよ」と提案し、色鉛筆・マーカー・鉛筆等などを机の上に置いた。(いつもは、ある程度画材を規制し、その中で考えるように引っ張っていく)

「やったぁ!」子ども達はそれぞれの画材に飛びつき、どの子の様子も楽しそう。シメ

シメ。だが、「先生出来たよぉ」と見せに来た作品が、いまいち乱暴だったり、雑だったり、いい加減だったり。

「うーん、でもさぁ、この上に絵の具塗ったらもっと素敵になるかもよ」「ここ一寸クレパス強く塗ってごらん」いつものように一言。途端に「先生の嘘つき!今日は好きなもの使っていいって言ったじゃん」「ほんと、そう言ったよねぇ、嘘つきだよねぇ」あちこちから、矢が飛んでくる。

もちろん、そんなこと等意に介さなく黙々と描いている子もいる。

「ある子は、やーめた」と寝ころがったり。鎮まる迄声かけするのをやめて待つ、待つ、待つ。そのうち、寂しくなったのか、いろいろ気をひき始める。

時間を見計らって「どう、やってみる?」「いいよ」と描きだす子。「ほら、よくなったじゃない」フンとそっぽを向き「私、ここクレパスなんか塗りたくなかったのに」と言いながら、まんざらでもない顏。

「ほかの紙に好きに描いてもいいよ」と言う子。

とかく子どもは難しい。何年もやってきてるのに、反省したり、再度襟を正したり、そんな繰り返し。でも、こんな風に積み重ねながら、子ども達と信頼関係を結んでいきたい。改めて色々沢山の事を思い、子ども達から教えられた一日でした!

 

コロナもいくらか減少してきました。が、インフルエンザ、花粉症等が蔓延しだしています。皆様、体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください!