★インタビュー

高校3年生のSちゃんは絵の専門の高校へ通っている。
将来中学の美術の先生になりたいと、目下その道の大学を目指して奮闘中。
今の中学生のことを知りたいと、時間がある限り中高生がいるクラスにインタビューに訪れる。
「学校の美術は楽しいですか?」
「うーん、どうかな」
「空想とリアルな絵のどっちが好きですか?」空想画と答える子、断然リアルと答える子。
「美術の時間は何で必要だと思いますか?」楽しいからと即答する子・なかなか答えを出せない子・
今は答えが出せなくてもそれでいい、
質疑応答の内容よりも、こういう時間を過ごす子どもたちのイキイキした中の生真面目な表情が中々いい。
質問するほうも答えるほうも真剣だ。
何度も重ねていくうちに、寡黙だった子が弾けていく。
今日はお姉さん来ないの?と、どこかで心待ちにしていたり。
みんなが帰った後、自分の考えを一生懸命語るSちゃん。こんな子がいることがうれしい。

 
   

インタビューするSちゃんと、Sちゃんが描いた石膏像