やわらかな思考 ・柔軟な環境

梅雨の季節になると何度も雨ふらしのテーマで絵を描く。

「前もやったよ」と子どもたちのブーイング。なのに、制作に入ると夢中になる。

今年は、あらかじめ空の色も考えた。晴れ・曇り・夕焼け・夜。多様な空。いいね!

「夕焼けなのに雨?」「夕立ってあるじゃん」「そっか」子ども達の会話が弾む。

こんな風に会話がふくらむ瞬間がとてもいい。

画用紙は平面に描くのが普通だが、立てて描くことも出来る。こんな考え、あんな考えと、一つのことにとらわれない多岐にわたる考えがあることを体で知ってほしいから。そして生活の中に生かされたらいいなって思う。

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 今年は空の色に合わせて、雨の色もいろいろあって面白い。

さてこの続きもあります。次週にアップします。

 

中高校生が来る前の教室風景の一部です。密にならないように描く姿は背中合わせ。

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 どの子も自分の世界を楽しんでいます!

そして、時々おしゃべりも始まる。

「今の世の中ってさ、和を重んじてるみたい、学校も」と、ふっともらす子達が何人かいる。

個性尊重といわれながら、和を乱すとそれとなく排除されると感じてる子ども達の気持ちがヒシヒシ伝わってくる。出る杭は打たれないで、子ども達が 自由に自分を出せるやわらかで柔軟な環境。そんなことをいつも思う。

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緊急事態宣言が6月20日まで延長されました。

今、世の中を騒がせているオリンピック開催、反対する人が60パーセントいるといわれている。いや、もっといるのでは。反対と自由に言えない立場の方々がいる。出る杭を打たれることを恐れて。

子ども達の運動会が中止され、何故オリンピックは?

他にも、何故?何故?何故? 

コロナ禍の中で多くの問題を私達に突き付けている。本当に大切なことって何だろう?

やわらかな思考、柔軟な環境を思う。